小山 志穗 自己紹介へ

家づくりの主役は誰?

2023/03/19(日) 家づくりのこと

こんにちは。

京都府宇治市で自然素材を使った、注文住宅・リフォームを行う工務店

陽だまりハウスです。

 

当たり前のことですが、家づくりの主役は『業者』ではありません

その新居で暮らす『家族』です。

では、その家族の中の誰を主役にするか…。

その考え方は、人によって異なります。


例えば私の場合、そこを終の棲家とする『夫婦』を主役にしたいと考えます。


しかし、恩返しのために『両親』を主役にする方もいれば、

「より良い環境で成長してほしい」

と、『子ども』を主役にする方もいます。

孟母三遷の教えで有名な孟子の母親は、まさにそれを実践していますよね。


さて、打ち合わせが始まると、その家族にとっての主役を柱にした家づくりが優先されます。

当然、主役以外の家族にとって不満が残る場合もあるでしょう。

当初は何の不満もなかったのに、住み続けるうちに不満を感じる場合もあるでしょう。


よく聞くのが、子ども全員の個室を確保するために2階建てにした方の声です。

・巣立った後、子ども部屋はいつの間にか物置になってしまった

・最も良い場所が空き部屋のままで勿体ないが、活用方法を思いつかない

・高齢夫婦の二人暮らしだと、階段の上り下りも掃除も大変

・減築で平屋にしたいが資金がない

など、聞いたことがあるかもしれません。

(スタッフも、帰省するたびに愚痴をこぼされているそうです^^;)


家づくりでは、一つ一つの決断が大きな意味を持ちます。

例えば、利便性の良い土地Aと、多少不便でも環境のよい土地Bのどちらを選ぶか。

有名で評判の良い大手業者Aと、自分の家づくりに最適で信頼できる中小業者Bのどちらを選ぶか。

予算は返済可能額までに抑えるか、借入可能額を超えない範囲で増やすか。

それぞれの選択次第で、その後の生活は驚くほど変わります。

そして、その生活を簡単に変えることはできません。


その時は最善だと思った決断を、将来後悔することがあるかもしれません。

しかし、後悔しながら、愚痴をこぼしながら生活するのは楽しくありませんよね。


そんな後悔を防ぐ方法は、それぞれの決断に責任と覚悟を持つことです。

そして、数十年後の暮らしを想像し、対応できる余力を残しておくことです。


あなたは、家づくりの主役を誰にしますか?

その家づくりにした場合、将来どんな不満(使いにくさ等)が予想されますか?

それに対し、どんな対策を考えていますか?


家づくりが始まると、限られた時間の中で次々と大きな決断をしなければなりません。

決断に迷うことも、一度や二度ではありません。

そんな時、

・新居でどんな暮らしがしたいか

・誰を主役に置くか

が明確でないと、間違った選択をするかもしれません。


今のうちに、じっくり考えてみてくださいね。


 

 

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