中古品は、製品情報を十分に確認しましょう
最近、業者による販売だけでなく、ネットを介した個人売買などに
中古品を入手する手段が増えたためか、
新品を購入する前に中古品をチェックする、という方が増えている
家づくりのため、少しでも出費を抑えたい方は、
何かと重宝していることでしょう。
しかし、中古品を使用したために、
思わぬ事故や火災に遭う事例が増えています。
そこで今日は、中古品の見えない危険についてお話しします。
■品目別事故発生件数
2,016年から2,020年までの中古品による事故は321件
品目別事故発生件数は以下の通りです。
・家庭用電気製品・・・234件(73%)
・ガス・石油機器・・・・59件(18%)
・自転車等乗り物・・・・10件( 3%)
・家具等・・・・・・・・・9件( 3%)
・その他生活用品・・・・・9件( 3%)
■事故事例
・以前の所有者が分解・組み立てたガスコンロを譲渡された男性が
ガスコンロを使用したところ、火災が発生した。
・中古の屋内式ガス瞬間湯沸器を、ガス接続部の部品の欠品に気づ
使用者が自分で設置して点火操作を行ったため、
接続部から漏れたガスに引火した。
・譲渡された電気ストーブの電源コードが途中で切断され、
別のコードを接続するという改造のため、接続部が異常発熱して出
・インターネットオークションで入手した電気掃除機を充電中、
取付けられていた非純正バッテリーが内部ショートを起こして焼損
■入手前の注意事項
・リコール対象製品でないことを確認する
・リサイクルショップで購入する場合、保証期間の有無を確認する
・修理・改造しているものは入手しない
・製造年月日が古すぎるものは避ける
・ガス器具やエアコンなどの設置は、有資格者に依頼する
・破損や変形、異臭や異音などの不具合等がある製品は使用しない
・非純正バッテリーの取り付けの有無を提供元に確認する
■使わないと気付けない不具合があるかも…
見た目は問題なさそうでも、電源を入れると異音がしたり、
焦げ臭さ等の異臭が発生することがあります。
もし、事前に動作確認できない中古品に保証期間が無い場合、
そのような製品を購入しても泣き寝入りするしかありません。
「返品不可」と明記してある個人売買などもあるので注意しましょ
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