秋から冬への移り変わりや、寒波の到来などで急激に気温が下がると、
私たちの家や体には様々な変化が現れます。これらを正しく理解し、
対策をとることで快適な暮らしを保つだけでなく、健康リスクを軽減することができます。
急な寒さで起こる家の変化
寒さが厳しくなると、家の中や外では次のような変化が起こります
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結露の発生 急激に気温が下がると、窓や壁に結露が発生しやすくなります。結露は湿気の増加を引き起こし、放置するとカビの原因になります。カビは健康被害を引き起こすだけでなく、建材の劣化を招くこともあるため、早めの対策が必要です。
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暖房の使用頻度の増加 気温が下がると暖房器具の使用頻度が増え、結果として電気代やガス代が増加します。また、暖房器具を使用する際は、適切な換気を行わないと一酸化炭素中毒の危険性もあります。
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水道管の凍結 氷点下まで冷え込むと、水道管が凍結する可能性があります。凍結した水道管が破裂すると修理費用が高額になることがあるため、事前に断熱材を巻くなどの対策をとりましょう。
寒暖差が引き起こす健康リスク「ヒートショック」
寒暖差が大きい冬場には、特に「ヒートショック」に注意が必要です。
ヒートショックとは、急激な温度変化が原因で血圧が大きく変動し、心臓や血管に負担がかかる現象です。
以下の場面で発生することが多いとされています
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入浴時
寒い脱衣所や浴室で服を脱ぎ、急に暖かい湯船に入ると、血圧が急激に上下します。 -
トイレ使用時
暖かいリビングから寒いトイレに移動することで、血圧が変動する可能性があります。
ヒートショックを防ぐための対策
- 家全体を均一な温度に保つ(暖房の活用)
- 脱衣所や浴室に小型の暖房器具を設置する
- お湯の温度を高すぎない設定(41℃以下にする)
屋内の寒暖差を最小限にする工夫
家の中の寒暖差が大きいと、ヒートショックだけでなく、
風邪やインフルエンザにかかるリスクも高まります。
屋内の寒暖差を減らすために、以下のポイントを意識しましょう
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断熱性能を高める 窓ガラスに断熱シートを貼る、厚手のカーテンを使用する、ドアの隙間をふさぐなどの工夫で、部屋の保温性を向上させます。
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均一な暖房を目指す エアコンだけでなく、加湿器やサーキュレーターを併用して空気を循環させると、部屋全体を暖めやすくなります。
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床暖房やホットカーペットの活用 足元が暖かいと体感温度が上がり、過剰な暖房を避けることができます。
まとめ
急な寒さがもたらす家や体への影響を理解し、適切な対策を講じることで、
冬をより快適で安全に過ごすことができます。特に、結露対策や屋内の寒暖差の調整、
そしてヒートショックの予防は、この時期に必須のポイントです。
日々の小さな工夫が、健康で快適な暮らしにつながりますので、ぜひ今日から実践してみてください!
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