猫大好き棟梁の小山です。
家の安心安全についてお話をします。
阪神大震災について
私は約20年間叩き上げの大工として
現場の一線で活躍をしてきました。
大工の修行時代に経験をした
阪神大震災の生々しい光景が今も
目に焼き付いています。
神戸の復興工事では何十棟も工事に携わった
経験が、私にとって頑丈な家づくりの原点となりました。
耐震等級ってご存知ですか?
耐震等級とは地震への強さを1〜3等級までの
3つのレベルに分け、数字が大きいほど
地震に強い家であることを意味します。
耐震等級1:建築基準法と同程度の建物
(全ての家は等級1を満たす必要があります)
耐震等級2:等級1の1.25倍の建物の強さ
(長期優良住宅は等級2を満たす必要があります)
耐震等級3:等級1の1.5倍の建物の強さ
(防災の拠点となる消防署や警察署が等級3です)
熊本地震での被害状況は?
耐震等級別の倒壊した件数は、
耐震等級1:76棟(8.7%)
耐震等級2:7棟(2.2%)
耐震等級3:0棟(0%)
一番倒壊件数が多かったのが
1981年(昭和56年)以前の旧耐震基準で
建てられた古い住宅が214棟(28.2%)
いかに耐震等級3の家が丈夫なのかが
よくわかると思います。
もしあなたが家を建てるなら
どの耐震等級を選びますか?
ただし大切な注意点があります!
それは耐震等級3で頑丈に補強する事は
大切ですが、それだけでは繰り返しの地震には
不十分であるという点です!
その事については次回お話をします。
QRコードを読み取るか、LINEマークをクリックして友達追加してね