高気密・高断熱住宅の気密測定の様子 ~本物の高気密を見極める方法~
ただ単にうたい文句だけの高気密ではなく、
本物の高気密・高断熱住宅を見極めるために
営業マンに3つの質問をしてください!
①全ての現場で気密測定をしていますか?
②C値は1.0㎠/㎡以下ですか?
③保証はありますか?
この3つの質問をクリアした住宅会社を
選ぶと良いですよ。
全ての現場で気密測定をしていなければ
高気密住宅という裏付けが無いことになります。
中にはモデルハウスだけ気密測定をして、
工事中の現場では測定をしていない
住宅会社もありますので十分に確認をしてください。
C値が1.0以上、もしくは測定していません。
測定する義務はないから大丈夫ですよ。など
言ってくるのは論外。
C値は1.0以下が最低条件です!
出来ればC値0.5以下を目指しましょう。
しっかりとした裏付けがあれば
保証は自ずと付いてくるものです。
安心の保証がある住宅会社を選んでいきましょう!
こんにちは、棟梁の小山です!
気密測定の重要性はわかるけど、
実際にどんな風に測定をしているか想像が
つかない…。という方に
現場レポートでお伝えします。
弊社はSW(スーパーウォール)工法を採用しています。
断熱材は、水を吸わず湿気や結露に強い
硬質ウレタンフォームを使用しています。
土台や柱などの気密施工
基礎のコンクリートと土台の取り合い部分には
気密パッキン&コーキング施工(室内外両面)で
しっかりと気密施工をします。
このように足元からすき間を塞ぐことで、
洪水対策としても効果を発揮した実例があります。
こちらも基礎コンクリートと土台の部分には
気密パッキン&コーキング施工をして、
土台と柱の接合部分にも気密テープを貼って
わずかなすき間も見逃さずに処理をしていきます。
ボルト金物部分にはウレタン断熱材を
吹付けます。
窓の開口部分も気密テープで処理をします。
全ての接合部分を気密処理をしていきます。
下処理が出来たらようやくパネル合板を張ります。
床下は基礎断熱工法で気密施工をします。
こちらは屋根裏の断熱材です。
気密テープやウレタン発泡を使って
徹底的にすき間を塞いでいきます。
室内から見た様子です。
壁の断熱パネルも天井の断熱パネルも
しっかりと隙間なく納まりました。
いよいよ気密測定です!
全ての窓を施錠して
測定の機械を設置します。
この機械で測定を開始します。
家中に圧力を加えて空気が漏れていないかを
確認していきます。
漏れているところが見つかれば
その場で気密処理をして、
再び測定をします。
この作業を2~3度繰り返して
限界まで気密を確保していきます。
基準値は、C値1.0以下です。
結果は、C値0.25 ㎠/㎡ でした。
目標達成です。
この気密測定で1.0 ㎠/㎡ 以下であれば
性能報告書が発行され、
断熱材内部の結露による劣化を35年間保証する
35年の無結露保証が付きます。
高気密・高断熱住宅は徹底したノウハウと
確かな技術力、そしてそれを裏付ける
気密測定と保証が大切です。
これらを怠って住宅を販売している場合は
いざ暮らし始めると足元がスースーして
寒かったり、光熱費が抑えられなかったりして
後悔するリスクがあります。
断熱材の種類や施工の技術力等で
品質は変わりますので、
きちんと勉強をして、
しっかりと本物の高気密・高断熱住宅を
見極めてください。
まとめ
ただ単にうたい文句だけの高気密ではなく、
本物の高気密・高断熱住宅を見極めるために
営業マンに3つの質問をしてください!
①全ての現場で気密測定をしていますか?
②C値は1.0㎠/㎡以下ですか?
③保証はありますか?
この3つの質問をクリアした住宅会社を
選ぶと良いですよ。
QRコードを読み取るか、LINEマークをクリックして友達追加してね