家は性能！値段ばかり気にせず内容をきちんと確認しよう

2024/09/24(火) 高性能住宅｜家づくりのこと

家を建てる、または購入する際に、真っ先に気になるのは「値段」という方が多いのではないでしょうか。

しかし、本当に長く安心して暮らすためには、値段よりも「性能」に注目することが重要です。

値段が安いからといって飛びついた家が、後々住みにくく、光熱費が高くついたり、

メンテナンス費用がかかったりする可能性も。

大切なのは、一度きりの大きな買い物である「家」の本質を見極めること。

1. なぜ家の性能が重要なのか

家は一生に一度の大きな買い物です。そのため、長期的な視点で「性能」が重要な要素となります。

性能が高い家は、以下のようなメリットがあります。

光熱費の削減：断熱性や気密性の高い家は、冬の暖房費や夏の冷房費を大幅に抑えられます。長い目で見ると、毎月の光熱費が安くなるため、家計に優しいというメリットがあります。
健康への良い影響：適切な温度や湿度を保つことができる家は、体調不良を防ぎ、快適な環境を維持することが可能です。逆に、性能の低い家では寒暖差が激しく、体調を崩す原因になることも。
住み心地の向上：性能が低い家は、冬に寒く、夏に暑いといった不快な環境になりがちです。そのため、快適に過ごせる家を選ぶことは、日々の生活の質を向上させるためにも欠かせません。

2. 家の性能で注目すべきポイント

家の性能を左右するポイントには様々なものがあります。

ここでは、特に注目すべき性能について詳しく見ていきましょう。

断熱性能
断熱性能は、家の温度を保つために非常に重要なポイントです。高品質の断熱材を使用し、正しく施工されているかどうかで、冬の暖かさや夏の涼しさが大きく変わります。また、断熱性能が高い家は冷暖房効率が良く、結果的に光熱費を抑えることができます。
気密性
気密性が高い家は、隙間からの冷気や熱気の侵入を防ぎ、室内環境を快適に保ちます。気密性が低いと、外の空気が入り込んでしまい、せっかくの断熱性能が発揮されません。気密性は、サッシやドア、壁の施工など細部にまでこだわることで高めることが可能です。
耐震性能
日本は地震が多い国であるため、耐震性能は家を選ぶ上で非常に重要です。耐震等級は1から3まであり、3が最も高いレベルです。耐震等級3の家は、震度7程度の地震でも耐えられる設計になっているため、安心して暮らせます。
耐久性能
家は一度建てたら長く住むものです。そのため、耐久性の高い材料や建築方法を採用しているかもチェックしましょう。外壁や屋根材の耐久性、基礎部分の構造などが重要なポイントです。
防音性能
住環境を快適に保つためには、防音性能も無視できません。隣家や道路の音が気になる場合、防音性能がしっかりしている家を選ぶことで、ストレスなく過ごすことができます。

3. 価格と性能のバランスを取る方法

家を選ぶ際、価格と性能のバランスを取ることは非常に難しいと感じるかもしれません。

しかし、いくつかのポイントを押さえることで、賢い選択が可能です。

値段の内訳を知る
家の価格には、土地代、建材費、施工費、設備費などが含まれています。同じ価格帯でも、使用されている材料や設備のグレードは大きく異なります。そのため、見積もりを確認する際には、どの部分にどれだけの費用がかかっているのかをしっかり確認しましょう。
性能保証やアフターサービス
少し値段が高くても、性能保証や長期のアフターサービスが付いている場合、将来的なトラブルやメンテナンス費用を抑えることができるため、結果的にお得です。
ランニングコストを考える
初期費用だけでなく、将来的な光熱費やメンテナンス費用も含めたトータルコストで判断することが大切です。性能が高い家は、光熱費が抑えられるため、長い目で見ると節約につながります。