小山 志穗 自己紹介へ

家の性能を確かめるなら、寒い日や暑い日のほうが良い

2025/01/28(火) 高性能住宅

家の性能とは?

家を建てる際や購入する際、多くの人が気にするのが「家の性能」です。

断熱性や気密性、通気性、耐久性など、住宅の性能が高ければ快適な住環境が得られます。

しかし、これらの性能を本当に実感できるのは、春や秋の穏やかな日ではなく、寒い冬や暑い夏です。

寒い日や暑い日に家の性能を確かめる理由

1. 断熱性能を体感できる

家の断熱性能は、冬の寒さや夏の暑さをどれだけ遮ることができるかに直結します。

気温が極端に低い日や高い日であれば、家の中の温度が外気にどの程度影響されるかを実感できます。

冬に家の中がすぐに寒くなったり、夏にエアコンを止めるとすぐに暑くなる場合は、

断熱性に問題があるかもしれません。

2. 気密性をチェックできる

気密性が低い家は、すきま風が入り込みやすく、室内の温度を一定に保つのが難しくなります。

寒い日には窓やドアの隙間から冷気が入ってこないか確認し、

暑い日にはエアコンの効き具合をチェックすることで、気密性の高さを確かめることができます。

3. 冷暖房効率を確認できる

家の性能が高ければ、エアコンや暖房の効率も向上します。

冬は暖房をつけた際に部屋がすぐ暖まるか、夏はエアコンの冷却効果が持続するかをチェックすると、

省エネ性能を把握できます。電気代の節約にも関わるため、非常に重要なポイントです。

4. 結露やカビの発生を防ぐ

冬場に結露が多く発生する家は、湿度管理が難しい可能性があります。

結露はカビの原因になり、健康被害につながることもあります。

寒い日に窓ガラスや壁に結露ができていないかを確認し、必要に応じて換気システムの見直しを検討しましょう。

5. 通気性をチェックできる

夏の暑い日は、家の中の空気の流れを確認するのに最適です。

適切な換気ができていないと、熱がこもってしまい、室温がなかなか下がりません。

窓を開けたときに風が通り抜けるか、室内の温度差が大きすぎないかをチェックしましょう。

具体的なチェックポイント

寒い日や暑い日に家の性能を確かめるために、以下の点を意識してみてください。

  1. 暖房や冷房を使った際の温度変化のスピード

  2. 窓やドアの隙間からの冷気・熱気の流入

  3. エアコンや暖房の効き具合と電気代の比較

  4. 結露の発生状況

  5. 室内の空気の流れや換気のしやすさ

まとめ

家の性能をしっかりと確かめるためには、寒い日や暑い日に実際に住んでみることが重要です

。春や秋の過ごしやすい気候では気づけない問題が、厳しい気候条件下では浮き彫りになります。

新築やリフォームを考えている方は、寒暖差の大きい季節に家をチェックし、

本当に快適に過ごせるかを確認することをおすすめします。

 

 

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