小山 志穗 自己紹介へ

その施工、ちゃんとできていますか? 〜グラスウールの施工は実はとても難しい!〜

2025/02/23(日) 家づくりのこと

家の断熱材としてよく使われるグラスウール。でも、正しく施工されていないと、その性能を十分に発揮できないことをご存じですか?

実は、グラスウールの施工は他の断熱材よりも難しく、ちょっとしたミスでも断熱効果が落ちてしまいます。+

グラスウールの施工が難しい理由

1. 厚みや密度を均一にするのが大変!

グラスウールはフワフワした繊維状の素材なので、施工時にしっかりとした厚みと密度を保つ必要があります。ギュッと押しつぶしすぎると断熱効果が落ちるし、逆にスキマができると寒さが入り込んでしまうのです。

2. スキマ風を防ぐ工夫が必要!

グラスウールの間に空気が流れると、せっかくの断熱材が効果を発揮できなくなります。コンセントの周りや配線の通る部分にも注意して、気流をしっかり防ぐ工夫が必要です。

3. 湿気を防ぐシートの貼り方が重要!

グラスウールは湿気を吸うと断熱効果がガクッと下がります。そのため、湿気を防ぐための「防湿シート」をしっかり貼ることが大切。特に、シートのつなぎ目を丁寧にテープで密閉することがポイントです。

4. 手間がかかるので職人さんの技術が重要!

グラスウールは現場でカットしたり、隙間なく詰め込んだりと、作業が細かくて大変。職人さんの腕によって、仕上がりに大きな差が出てしまうのが難しいポイントです。

 

グラスウールを正しく施工するためのポイント

圧縮しすぎず、スキマを作らない!

グラスウールはフワッとした状態で使うのがベスト。圧縮しすぎると効果が落ちるので、ちょうどよく敷き詰めましょう。

気流をしっかり止める!

壁のスキマやコンセントの周りなど、空気が流れやすいところは要チェック。しっかりとふさぐことで、断熱効果をキープできます。

防湿シートをしっかり貼る!

シートの継ぎ目を重ねて、しっかりテープで密閉。これを怠ると、湿気が入り込んでせっかくの断熱材が台無しに…!

施工後のチェックを忘れずに!

施工が終わったら、スキマがないか、防湿シートが破れていないかなどをしっかり確認。後から直すのは大変なので、最初に丁寧に仕上げることが大切です。

 

まとめ

グラスウールはコスパの良い断熱材ですが、正しく施工しないとその効果を十分に発揮できません。

「その施工、ちゃんとできていますか?」

もしこれから家を建てる、リフォームするという方は、業者さんにしっかり確認するのがおすすめです。正しい施工をすれば、冬は暖かく、夏は涼しい快適な住まいが手に入りますよ!

 

 

 

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