家の断熱材としてよく使われるグラスウール。でも、正しく施工されていないと、その性能を十分に発揮できないことをご存じですか?
実は、グラスウールの施工は他の断熱材よりも難しく、ちょっとしたミスでも断熱効果が落ちてしまいます。+
グラスウールの施工が難しい理由
1. 厚みや密度を均一にするのが大変!
グラスウールはフワフワした繊維状の素材なので、施工時にしっかりとした厚みと密度を保つ必要があります。ギュッと押しつぶしすぎると断熱効果が落ちるし、逆にスキマができると寒さが入り込んでしまうのです。
2. スキマ風を防ぐ工夫が必要!
グラスウールの間に空気が流れると、せっかくの断熱材が効果を発揮できなくなります。コンセントの周りや配線の通る部分にも注意して、気流をしっかり防ぐ工夫が必要です。
3. 湿気を防ぐシートの貼り方が重要!
グラスウールは湿気を吸うと断熱効果がガクッと下がります。そのため、湿気を防ぐための「防湿シート」をしっかり貼ることが大切。特に、シートのつなぎ目を丁寧にテープで密閉することがポイントです。
4. 手間がかかるので職人さんの技術が重要!
グラスウールは現場でカットしたり、隙間なく詰め込んだりと、作業が細かくて大変。職人さんの腕によって、仕上がりに大きな差が出てしまうのが難しいポイントです。
グラスウールを正しく施工するためのポイント
✅ 圧縮しすぎず、スキマを作らない!
グラスウールはフワッとした状態で使うのがベスト。圧縮しすぎると効果が落ちるので、ちょうどよく敷き詰めましょう。
✅ 気流をしっかり止める!
壁のスキマやコンセントの周りなど、空気が流れやすいところは要チェック。しっかりとふさぐことで、断熱効果をキープできます。
✅ 防湿シートをしっかり貼る!
シートの継ぎ目を重ねて、しっかりテープで密閉。これを怠ると、湿気が入り込んでせっかくの断熱材が台無しに…!
✅ 施工後のチェックを忘れずに!
施工が終わったら、スキマがないか、防湿シートが破れていないかなどをしっかり確認。後から直すのは大変なので、最初に丁寧に仕上げることが大切です。
まとめ
グラスウールはコスパの良い断熱材ですが、正しく施工しないとその効果を十分に発揮できません。
「その施工、ちゃんとできていますか?」
もしこれから家を建てる、リフォームするという方は、業者さんにしっかり確認するのがおすすめです。正しい施工をすれば、冬は暖かく、夏は涼しい快適な住まいが手に入りますよ!
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