防災の備え ~非難する時の注意点~

2021/02/23(火) 日々のこと

今すぐできる防災の備えとして

例えば次の4つがあります。

①物の備えは?

②命を守るための行動は?

③非難する時の注意点は?

④集合場所や連絡方法は?

 今日は③非難する時の注意点は?

についてお話をします。

 台風や大雨の場合は前もって情報が入るので

とにかく早め早めの避難をする事が大切ですが、

どのタイミングで避難を開始するのかを家族で

決めておかないと、いざという時に逃げ遅れる事があります。

よく被災者の方が『あっと言う間の出来事で…』と

言ってるのを聞いたことはないでしょうか?

これで生死を分ける事もありうるし、

救助に来た人が巻き込まれる可能性もあります。

ですから、事前に判断基準を家族で話し合っておきましょうね。

 

もし大きな地震が起こった時、

まずはテーブルの下に避難をして命は助かった。

そして、次にする行動は何ですか?

そうですね、火災を防ぐためにも

・ガスの元栓を閉じる

・電気のブレーカーを下げる

・ドアを開けて避難路を確保する

をしましょう。

阪神大震災では、地震の後に大きな火災が発生して

町全体が焼け野原になってしまいました。

地震の後は、ガス漏れが発生している場合もあるので、

照明代わりにむやみにライターで火をつけると

大爆発する可能性もあるので注意しましょう。

 

落ち着いてガスの元栓や電気のブレーカーの処理ができて

避難する際は、時間に猶予がある場合は、

ご近所同士声掛けをして、

・ガスの元栓

・電気のブレーカー

・生存確認

等を確認すると良いでしょう。

 

そして家を離れる時は、安否情報や避難先等の

はり紙をして避難用のリュックを背負い両手が使える状態で、

帽子やヘルメットを被り、軍手、運動靴の動きやすい服装で

避難をしましょう。

避難場所までの道のりでは、上からの落下物や

ブロック塀等の倒壊に注意をして歩きましょう。

もし太陽光パネルが道路に落ちていたら

絶対に触らないでくださいね!

感電してしまうので要注意です!

 

 『津波てんでんこ』という言葉を知っていますか?

これは津波が来たら取るものも取らず、肉親にも構わず、

一目散にてんでんバラバラに一人で高台へ逃げろということです。

これには単に逃げるという意味以外にも

4つの深い意味が込められています。

  • 自助原則の強調(「自分の命は自分で守る」)津波から助かるため、人のことは構わずに、てんでんばらばらに素早く逃げる。
  • 他者避難の促進(「我がためのみにあらず」)素早く逃げる人々が周囲に目撃されることで、逃げない人々に避難を促す。
  • 相互信頼の事前醸成  大切な他者と事前に「津波の時はてんでんこをしよう」と約束し、信頼しあう関係を深める。
  • 生存者の自責感の低減(亡くなった人からのメッセージ)大切な他者とてんでんこを約束しておけば、「約束しておいたから仕方がない」と罪悪感が減る。

 東日本大震災では、この『津波てんでんこ』で

多くの命が救われました。

そして、助けたくても助けられなかった命に対して、

自分自身も、他人に対しても攻めることなく、

罪悪感を減らすことに繋がったのではないでしょうか?

 

この津波てんでんこのように、大切なのは、

日頃から家族で話し合っておくことです!

基本はこれにつきますね。

今すぐ出来る事ですから、

大切な家族のために家族会議を開いておきましょう!

 

 

 

 

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