小山 志穗 自己紹介へ

必要な場所に必要な分だけ!効率的な収納のすすめ

2024/09/18(水) 収納のこと

私たちの生活空間において、収納は非常に重要な要素です。

物を整理し、必要な時にすぐ手に取ることができる収納は、生活の質を向上させてくれます。

ところが、しばしば陥りがちな誤解のひとつに「大容量の収納スペースがあれば、全ての問題が解決する」という考え方があります。

1. なぜ「大容量の収納」ではなく「必要な分の収納」が重要なのか?

多くの人は、家の中のスペースが広ければ広いほど、たくさん物をしまえると思いがちです。

しかし、現実は少し違います。大きな収納スペースを設けたとしても、

そのスペースにただ物を詰め込んでしまうと、かえって物が探しにくくなり、

必要な時にすぐに取り出せないという問題が発生します。

また、物が増えれば増えるほど、整理整頓が難しくなり、

結果として「どこに何があるのか分からない」という状態になりがちです。

必要なのは、必要な物を、必要な場所に、適切な量だけ収納することです。

これにより、日常生活の中で物をスムーズに管理でき、家の中が常に整った状態を保つことができます。

2. 収納の「適切な量」とは?

「必要な分の収納」と聞くと、具体的にどのくらいの量を指すのか疑問に思うかもしれません。

これは個々のライフスタイルや、家庭内での生活習慣によって異なりますが、

基本的な指針としては次の点を考慮すると良いでしょう。

  • 日常的に使うものは、取り出しやすい場所に置く:毎日使うものは、キッチンやリビングなど、使用頻度の高い場所に収納し、さっと手に取れるようにすることが大切です。
  • 使用頻度が低いものは、奥や高い位置に:季節用品や特別なイベントでしか使わないものは、奥の棚や天井に近い高い位置に収納することで、普段の生活スペースを有効活用できます。
  • 定期的な見直しで、物を減らす:収納のコツは、物を減らすこと。定期的に「本当に必要か?」を考え、不要なものは手放すことも重要です。

3. 具体的な収納アイデア

では、具体的にどのようにして「必要な分だけの収納」を実現すれば良いのでしょうか。

いくつかの実践的なアイデアを紹介します。

1. 小分け収納

大きな箱や引き出しに物をまとめてしまうのではなく、小分けにすることで、物の管理がしやすくなります。

例えば、キッチンでは調味料を小さな容器に分けたり、衣類は季節ごとにボックスに分類するなど、

用途に応じた小さな収納スペースを設けると、効率的です。

2. 収納家具の活用

必要な場所にピンポイントで収納スペースを追加するには、収納家具を活用するのがおすすめです。

たとえば、ベッド下の引き出しや、ソファに収納がついたタイプのものを選ぶことで、

無駄なスペースを減らしつつ、見た目もすっきりします。

3. ウォール収納

壁面を活用したウォール収納は、スペースを有効活用するための強力なツールです。

棚やフックを取り付けて、カバンやアクセサリー、書籍などを壁に収納すれば、

床のスペースを占領せずに物を整理できます。

4. 「必要な分だけの収納」で得られるメリット

このように、「必要な分だけ」の収納を実践することで、次のようなメリットが得られます。

  • 生活の動線がスムーズに:必要な物が必要な場所にあるため、物を探す手間が減り、家事や生活がスムーズになります。
  • 掃除がしやすくなる:物が少なく整然としていることで、掃除が楽になり、清潔な空間を保ちやすくなります。
  • 心のゆとりが生まれる:不要な物が少なく、整理整頓された空間は、心にもゆとりを与え、リラックスできる環境を作ります。

 

収納は、ただ「物をしまう」ことが目的ではなく、生活を快適にするための重要な手段です。

大容量の収納スペースを追い求めるのではなく、必要な場所に必要な分だけ収納することで、

効率的で美しい生活空間を作ることができます。自分にとって何が本当に必要なのかを見極め、

適切な収納方法を取り入れて、毎日の暮らしをより豊かにしてみませんか?

 

 

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